平岩プロジェクト①
ベトナムプロジェクト

様々な挑戦を続ける平岩建設の中でも、特に重要なプロジェクトのひとつである海外進出。そのきっかけや現在をレポートします。

背景 平岩建設と海外事業

国内市場が成熟しつつある建設業界にとって、海外での事業参画・展開は規模の⼤⼩を問わず ⼤きなビジネスチャンスのひとつになっています。

平岩建設は「⽇本品質」にこだわった体制づくりのため、経験ある所⻑クラスの社員を現地に常駐し、プロジェクトに密接に関わりながら、「⽇本品質をそのまま海外へ」というコンセプトに沿って、現地に根づき信頼される建設会社になることを⼼がけています。

2016年から発⾜したベトナムプロジェクトは、⽇系企業のベトナム進出のサポートとして⽣産施設の建設などを中⼼にした様々な建物を施工してきました。現在は、ベトナムに根づく企業としての確かな地位を築きつつあります。そのプロジェクトの過去と現在、今後の⽬標をレポートします。

背景 平岩建設と海外事業

ベトナムプロジェクトのきっかけ

技術⽀援から始まった
ベトナムとの絆

ベトナムとのつながりは、技能実習⽣の採⽤を試みたことから始まりました。その中で、ベトナムという国に魅⼒を感じた平岩社⻑が、建設でベトナムの発展に協⼒するために、現地の企業とのパートナーシップを結び、合弁会社を設⽴しました。

ベトナムでの建設業を推進するにあたり、現地に常駐する⼈材を社内から探す必要がありました。会社にとってまったく新しい挑戦であった海外プロジェクト。その成功のためには、建築に関する豊富な技術・スキルはもちろんのこと、新しい⽂化に適応する能⼒やコミュニケーション能⼒など、様々な能⼒が備わっている⼈材が必要です。

ベトナムプロジェクトのきっかけ

複数の幹部レベルの社員が現地視察をするなか、⽩⽻の⽮が⽴ったのが、建築施⼯管理職としての経験豊富な経歴を持ち、チャレンジ精神にも富む大地でした。

「海外進出やベトナムに関する取り組みは、会社全体で取り組んでいることは知っていました。現地視察のときも良いチャンスだと感じていて、⾏けるのなら挑戦したいと思っていました。家族とも相談してましたので、会社から打診があったときは『はい』と即答しました」

⽇本での経験・関係性を活かして
現地プロジェクトを推進

設⽴当初は、⽇本国内でつながりの深い⼤⼿ゼネコンのプロジェクトに参画するなどして、現地での仕事や関係性構築に努めました。

「そのプロジェクトは、⽇本⼈は私ひとりしかいませんでしたが、⼤⼿ゼネコンと現地スタッフとの関係性、当社と⼤⼿ゼネコンとの関係性がありましたので、不安はありませんでした」

大地が現地に派遣されてから約2年後、⽇系企業から既存⼯場の増築⼯事を依頼されたことで、元請としてのプロジェクトも始動していきます。その後、合弁会社から新たに現地法⼈「HIRAIWA VIETNAM CO.,LTD」を設⽴。大地が現地法人の社長となり、元請施⼯業務を中⼼としたプロジェクトに移⾏していきました。

コミュニケーション・信頼関係を⼤切に

海外での施⼯管理は、当然ながら⾔語や⽂化など⽇本とは⼤きく異なる場所での仕事になります。そのため、現地の技術者とのコミュニケーションは常に課題です。

「基本的には英語でやりとりをしていきますが、技術的にも⾔語的にも伝わらないときはあります。⾔葉が伝わらないときは絵で伝える。それでもダメなら…と、試⾏錯誤しながらこちらの意思や経験などを伝えていきます。そうやってプロジェクトを推進しています」

ベトナム人は仕事に対して真⾯⽬、その⼀⽅で特に南部の⽅達は明るい⼈が多く、また⽇本⼈への信頼も篤いと大地は⾔います。

「仕事中は私に怒られてシュンとしていても、仕事が終わる頃には『サッカーしましょう』『飲みにいきましょう』とニコニコしながら⾔ってきます。仕事の後も付き合って仲間としてコミュニケーションを深めていきました。また、ベトナム人は⽇本⼈に好意的で本当に優しく接してくれています。そこは⾮常にありがたく感じています」

ベトナムプロジェクトの現在

⽇本品質をそのまま
提供することを強みに成⻑

現在「HIRAIWA VIETNAM CO.,LTD」は⽇本⼈9名、ベトナム⼈9名の組織体制に拡⼤しています。

「平岩建設は、⽇本品質をベトナムに提供することを徹底するため、できるかぎり技術者を常駐させることを特徴にしています。そのため、日本人社員の半数は技術者です」

ベトナムプロジェクトの現在

建築プロジェクトは、すべて施主からの元請として、設計・提案・施⼯まですべてを担う仕事をしています。⽇系企業の仕事が多くを占めていますが、現地の施主からの仕事も増えてきて、プロジェクトは今後も順調に推進していきます。

「⽇本⼈の技術⼒の⾼さや細やかさは、海外において⼤きな強みだと思います。確かな⽇本品質を安価で提供するというHIRAIWA VIETNAMの価値を意識し、細かいところまで気を配り、お客様に満足していただけるものを提供することを、⼼がけています」

今後の展望・⽬標

⽂化交流にも寄与できるような
企業へ

ベトナムプロジェクトが今後も発展し続けていくためには、現地の協⼒会社との協⼒関係・技術⼒向上が⽋かせません。

「⽇本では当たり前のことが、ベトナムでは違うということはよくあります。⾃分の今までの経験やスキルをいかにベトナム現地の技術者に伝えていき、彼らに学んでもらうか。そこはこれからのやりがいと感じています」

また、将来的には現地の⽅達に⽇本庭園やクールジャパン⽂化の提供など、建設を通じた⽂化交流をしていくことも視野に⼊れています。

今後の展望・⽬標

中途採⽤応募フォーム

募集要項